私がなぜ書籍を出版できたかについて書きました。
ありそうで、ないような企画書・書籍を作る
私が出版した書籍は「元国税の不動産専門税理士が教える!不動産投資 節税の教科書」です。
当時、不動産投資を始めて申告もしていたので、不動産投資の税金に関する書籍を全て買いました。
不動産投資に関する書籍は、書店に行けば一角にコーナーが設けられるほどあるんですね。
でも、不動産投資の税金に関するものは少なかったので、まだ需要があると感じました。
ましてや、不動産投資で所得税、法人税、相続税といった内容を扱っている書籍はほとんどなかったです。
逆に、専門書ではなくビジネス本として出版したかったこともあり、これらの税金の内容をビジネス本に網羅させるのは難しかったです。
ビジネス本ですので税金の話を興味を持ってもらい、買ってもらえるように書く必要もあります。
ビジネス、投資、健康、教育、人間関係、語学等の分野を選ぶとニーズがあります。
タイトルも非常に重要です。
タイトルを見て買うかどうかを決める人もいます。
タイトルは出版社ではなく、私の方で決めました。
売れそうなタイトルとして自信がありました。
これまで重版になっている不動産投資に関する書籍に「教科書」という言葉が使われている傾向にあったので採用しました。
そして、「節税」という言葉にも興味を持つ読者は多いです。
バックグランドである「元国税の不動産専門税理士」を付け加えると、言うこと無しです。
初心者は先に書籍を書いておく
通常は企画書を先に書きます。
そして、出版社に見てもらい、OKが出たら書籍を書き始めます。
でも、私は先に既に書籍を書き上げていました。
コロナの時の在宅による時間を利用して少しづつ書いてました。
結果、それが良かったと感じています。
既にでき上がっているので、出版までスムーズでした。
2024年のゴールデンウイーク頃に出版社が決まって、9月に出版しました。
文字数は結果として7.5万字になりましたが、それをこれから書いてくださいと言われても、初心者には時間がかかる気がします。
税金の内容で3年前に書いていたいので、改正の見直しは必要でした。
また、横書きで書いていたので、縦書きに編集するのにも意外と時間がかかりました。
表もWordで直接作成していたのですが、Excelの方が編集しやすいので、Excelから貼り付ける方法に変更しました。
もし、出版できなかったら無駄になるのでは?と思われるかもしれません。
それはありませんでした。
出版する自信があったからです。
企画書を複数の出版社に送る
挨拶文、企画書、目次、はじめに、を書いて、約30社の出版社に郵送で送りました。
もちろん、商業出版で売りたいことも挨拶文に書きました。
そのうち2社から出版する方向で返事をいただきました。
2社と面談をした上で、これまでの出版社の実績を踏まえ、1社に決めました。
その出版社から税理士が出版していたことと重版の書籍が多かったことが理由として挙げられます。
初心者がいきなり商業出版で書籍を売るのは簡単ではありまえん。
複数の出版社に見てもらうことが大切です。
「下手な鉄砲でも数打てば当たる」ではないですが、こんな私でも出版することができました。
出版社は、不動産投資に関する税務の書籍を読んでいたので、奥付けから選びました。
その分野に関する書籍を全て買い、出版社をリストアップすると良いと思います。