私の国税時代【税務署編】

国税組織にいた18年間のうち最初の6年間は、税務署にいました。
いずれも法人の事務に携わっていました。

目黒税務署

最初に配属された税務署になります。
東京23区の目黒を管轄しています。
目黒という名前ですが、目黒駅ではなく、東急東横線の祐天寺駅にあります。

目黒税務署は資産税系統の税務署になります。
目黒区の三大高級住宅地として青葉台、自由が丘、柿の木坂があり、比較的富裕層が多いエリアです。

目黒税務署には4年間いました。

  • 1年目上期→法人2部門(源泉所得税の内部事務)
  • 1年目下期→法人1部門(法人税の内部事務)
  • 2年目→法人6部門(一般調査部門)
  • 3年目→法人6部門(一般調査部門)※専科研修
  • 4年目→法人3部門(特別調査部門)

1年目は、同期と交代で、半年は源泉、半年は法人の内部事務の担当でした。
法人の設立をメインとして事務を行っていました。

2年目は、一般調査部門で法人の税務調査を行っていました。
統括官が資料調査課出身の人で、税務調査のイロハを教わった気がします。
少し大変な人でしたが、4年目に比べたらましでした。

3年目は、国税専門官の専科研修でほとんどいませんでした。

4年目は、特調と呼ばれ、調査困難事案を調査する部署にいました。
上司が査察部出身の統括官で大変な一年間でした。
書類をたたきつける、人前でバカ呼ばわりするような人でした。
そして、お酒を2人で飲みに行くと打ち解けるという、典型的なパワハラ上司でした。

研修の同じ班の人たちと集まり、朝までお酒を飲んで、翌日寝坊したことが1日だけありました。
当時の署長が資産税系統で法人系統の人に厳しく、局に無断欠勤として連絡されました。
その結果、減給で次の異動は他の税務署になったという経緯があります。
若かりし頃の話になります。
今思うと絶対にしないようなことです。
でも、当時は少しの寝坊くらいだと局に連絡なんてしないよ、という励まし?の言葉をみんなからいただきました。

緑税務署

次に異動した税務署になります。
神奈川県の緑区、青葉区、都筑区を管轄しています。
緑税署は東急田園都市線の市が尾駅にあります。

緑税務署は埼玉県にもありますが、神奈川県の方になります。
ちなみに神奈川県は東京国税局が管轄していますが、埼玉県は関東信越国税局が管轄しています。

緑税務署も資産税系統の税務署になります。
青葉区にある青葉台には高級住宅街があり、富裕層が多いことで知られています。

緑税務署には2年間いました。

  • 1年目→法人1部門(消費税の内部事務)
  • 2年目→法人6部門(一般調査部門)

1年目は、消費税の内部事務の担当でしたが、輸出還付などの消費税単独の税務調査も行っていました。
大学院に行って税理士試験の税法2科目免除を狙おうとして、消費税法の勉強もしたことがあったので、楽しかったです。

2年目は、一般調査部門で法人の税務調査を行っていました。
1年目2年目と共に同じ副署長で、調査部出身の人でした。
後に調査部に私を推薦してくれました。
1年目の時に、このまま調査部ではなく、一般調査部門で調査してからという判断になりました。
特別調査部門よりも一般調査部門の方が調査事績を出すと目立ち、推薦しやすいということで、一般調査部門になりました。

厚木税務署

確定申告の時期に1か月いた税務署になります。
神奈川県の厚木市等を管轄しています。
確定申告の時期になると、国税局では部署によって税務署に派遣されます。
調査部では、おおむね1つの調査部門から1人が派遣されていました。

日中は申告会場で相談を受けて、残業して申告書の審査をすることをしていました。
法人からの派遣ですと、譲渡や贈与などの難しい内容は、資産税の職員が対応しているので、それほど難しい相談は来ません。

国税局に行って久しぶりに戻った税務署でしたので楽しかったです。
シロコロホルモンも美味しかったです。

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