不動産投資ってやっぱり賃貸業ではなく投資です。
時間がもったいない
不動産投資法の1つとして、ボロ戸建てを安値で買ってきて、DIY(Do It Yourself)で綺麗にして、貸すという方法があります。
物件価格を抑えることができるので、投資回収率はかなり高くなります。
でも、DIYに割いている時間ってどのくらいになるのでしょうか。
累積すると結構な時間になります。
DIYが好きな人は良いと思いますが、投資ではなく賃貸業です。
不動産投資のメリットには、働かずして得られる不労所得があります。
その不労所得が時間を生んでくれて、プライベートや家族の時間が多くなり、自分の好きなことができる時間も生まれます。
DIYに時間を費やしていたら、その時間が無くなっていることになります。
不動産会社に管理を依頼すると管理料が取られるので、戸建ては自主管理することが多いです。
入居者と直接やり取りをすることになります。
トラブルがあった場合には、現地の確認も自らで行うことになります。
入退去時の立会いも自ら行います。
せいぜい、不動産会社に払う管理料は家賃収入の3~5%程度です。
もちろん、平穏無事に入居者がいれば、不動産会社は何もしなくても、管理料を受け取っていることになります。
それでも、管理に携わる時間から解放されるのであれば、安いものではないでしょうか。
労力が変わらない
1棟のマンションやアパートを購入するのも、1戸の戸建てを購入するのも、労力は同じです。
物件を探す手間も同じでしょう。
現地に物件を確認しに行く手間も同じです
契約書や重要事項説明書を確認する手間も同じです。
強いて言えば、戸建ては融資を受けずに購入することがほとんどですので、融資を考える手間がかからないことでしょうか。
かける労力は同じにもかかわらず、得られる家賃収入は1棟の方が当然大きくなります。
労力というコストに対するパフォーマンスが良いわけです。
空室リスクが分散されない
1戸の戸建ての空室リスクはゼロか1です。
1棟のマンションやアパートの空室のリスクは、部屋の数に応じて決まります。
戸建てを複数保有することによって、ゼロか1を変えていかないといけません。
そうするためには、上記のとおり、時間もかかるし、労力もかかるし、それはしたくないということになります。
減価償却の節税ができない
ボロ戸建ての建物の固定資産税評価額を聞くと驚きます。
10万円程度もざらにあります。
したがって、建物の取得価額が少なく、計上できる減価償却費も少なくなります。
DIYすれば修繕費もかかりますが、最初だけです。