不動産投資にはメリットがある一方でリスクもあります。
それでも、ある程度、対策を立てることができます。
空室リスク
空室になって家賃収入が入ってこないリスクになります。
一番大きなリスクになります。
不動産投資の収支計算で家賃収入が入ってこなければ、今まで手元に残してきたお金、あるいは、自ら手出しでローンなどを払っていく必要があります。
対策としては、不動産を購入するときに可能な限り、都市部に近いエリアを選ぶことです。
不動産賃貸サイトで、周辺物件の賃貸状況から募集が多くないかも確認します。
そして、人は新しいものを好みますので、比較的新しい築浅の物件を選ぶことです。
価格変動リスク
家賃収入が下落したり、不動産の価格が下落したりするリスクになります。
他のリスクに比べると、そこまで心配しなくて良いかと思います。
新築時から家賃は下落しますが、ある調査によると、20年前後に収まる結果になっています。
家賃収入の下落が心配な方は、築20年前後の物件を購入するのが良いことになります。
不動産の価格が下落しても、慌てて売らないことです。
物価もそうですが、不動産の価格も、上がる場合もありますし、下がる場合もあります。
できる限り、長期で保有して、家賃収入を得ることを主目的に不動産投資をします。
金利変動リスク
金利が上昇して、ローンの返済額が増えるリスクになります。
元利均等返済を選んだ場合には5年ルールや1.25倍ルールがありますので、そこまで心配しなくてよいかと思います。
5年間はローンの返済額が変わらず、増えても1.25倍までになります。
金利変動よりも、毎月の家賃収入に占めるローンの返済額の割合を抑えることです。
それによって、手元にの残るお金を増やしていくとともに、返済額が上がっても対応できるようにしておきます。
それには、ローンの返済期間を長くすることがポイントです。
修繕リスク
建物が古くなり、修繕費がかさむリスクになります。
比較的新しい築浅の物件を選ぶことで、その機会が減ります。
私は、18年の築浅と35年の築古のアパートを両方持っていますが、築古の方が修繕費がかかっています。
収益率高い築古だけでなく、築浅の両方を保有することで修繕リスクの分散につながります。
売れないリスク
出口戦略として不動産が売れないリスクになります。
空室リスクにある程度、対応できているようでしたら、そこまで心配する必要はないかと思います。
現に、あなた自身が買っているわけですからね。
現地確認をする際に、周辺に空き地がないか、空き家がないかを確認します。
新築の分譲マンションや戸建てが売りに出されていると良いです。