ゼロ開業税理士は業務委託を上手く利用すべき理由

ゼロから開業する税理士にとっては、業務委託を上手く利用すると良いと思います。

最も大きな理由は収入の補填

ゼロから開業するので当然収入はありません。
収入がないと生活費も払えません。
開業資金を貯めたとしても、日増しに減っていく現状を目の当たりにすると焦ります。
開業税理士としての活動も手につかなくなります。

かといって開業したのに今更、社員として働くのも嫌です。
そこで収入を補填するのが業務委託を受けることです。
月何日、周何日、1日何時間と形で決めることができます。
契約期間は1年で、減らす形で更新も視野に入れていきます。
それ以外の時間に開業税理士として活動すれば良いのです。
転職エージェントで業務委託を探すと出てきます。

一朝一夕でクライアントが付くものではなく、長い目で見た方が良いです。
既存の税理士が関与しているので、そんなに急にクライアントが付きません。
時間軸を長くして活動していくことが大切です。
1,2年すればクライアントは付いてきます。
慌てて低い価格で受けて飽和し、コストパフォーマンスが悪いと意味がありません。

自ら学ぶことも多くある

税理士法人や税理事務所の職員から質問を受けることになります。
当然、自らの知識で解決できないこともたくさんあります。
そういった場合には自分で調べて判断する必要があります。
その際には勉強になりますし、クライアントはこういう疑問を持っているんだなということがわかります。

税理士法人や税理士事務所の運営を知れる

税理士法人や税理士事務所から業務委託を受けるということは、税理士法人等がどのように運営しているかを知ることできます。
税理士法人等が顧客をどのように獲得しているのか、職員の数でどのように税理士法人等を運営しているのかなどを知ることができます。
自らが税理士法人や税理士事務所の代表として、スタッフを雇うことまでして大きくしたいのかも考えることができます。

人脈が広がる

私は税理士法人のクライアントと直接やり取りすることはありません。
税理士としてではなく、質問対応や申告書チェック等を委託されています。

他にも税理士法人からコラム記事の作成を業務委託として受けており、ホームページ業者と打合せすることによって人脈がつながります。
また、税理士法人の代表から出版社の紹介をしてもらい、開業税理士の立場で記事を執筆する契機になりました。
税務調査の飛び込みを受けていない税理士法人ですので、一度、税務調査対応の紹介を受けたこともあります。

タイトルとURLをコピーしました